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甘いものと辛いもの

毎朝駅から乗るバスは決まっていつも空いているのだけど、今朝はバス停に着くと何人か既に並んでいて、はて、何かあったかなとぼんやり思い巡らす。

若い人が制服を着ているのを見て、ああ高校生、若いっていいなとにやにや考えた後、わ、新学期だ9月だ!と気がつく。
早いものでもう9月。夏は終わってしまったのか。
それにしても私はいつから10代20代の子を若い人と呼ぶようになったのか。最近肌が老化していくのを日々感じる。

久しぶりにこのブログのページを開いた。なくなっているかと思いきやまだあった。自分で消していないのだからなくなるわけないのだけれど。十分な時間がないと簡単なインスタばかりになりがちだけど、たまにはこういう文章として記憶や考えを残す作業も大事かも。

ということで最近の備忘録を少し。

ずっと行きたかった日曜日しか営業していない(実は水曜も開いているらしい…)焼き菓子屋さんに行くことができた。普段なかなか行かない場所にあるけど、近くまで行く用事があり前日に思い立って行ってみることに。
行く前にお店のHPをみてみると、本日のお菓子リストなるものが。その中にジンジャー&ホワイト!インスタでみていかにも美味しそうだったやつ!

ジンジャー&ホワイト、それはそれは美味しかった。甘さ控え目の生姜のパウンドケーキの上には甘々のメレンゲクリーム。固すぎず柔らかすぎずの生地の舌触りがまた最高。
お腹が空いていて一気に食べたせいで胃もたれした。
いいんだよ、甘いもの最高。一緒に買ったブラウニーやスコーン、レモンケーキ、全部美味しかった。しかも日曜日に買っておくと月曜日の朝も食べられるから嫌な週初めもちょっと元気になる。
乗り換えが不便だけどまた行きたいな。


朝から甘いもので満たされた月曜日、職場でちょっと嫌なことが。
上司に確認した上でしたとある事を間違っていると他の人に注意された。いやいや○○さんに確認しましたよ、そうなんですか○○さん?とその注意してきた人が聞いた瞬間、上司はちょっと考えて、まさかの否定。いや、そんな事言ってないよ、ごにょごにょ…
守ってくれると思っていた上司のまさかの裏切りにショックが隠せなかった私。
彼はうまいこと逃げた。逃げよった。
呆れたけれど反論するのも大人気ないと思い、黙ってとにかくその間違った仕事を訂正した。
その日眠るまで悲しみが消えなかった。


世の中、こういう人がうまく生きていくんだろうな。
自分の子どもにはこうなって欲しくない。鼻水垂らしてていいから馬鹿でもいいから人を欺く大人にだけはならないで欲しい。


浮いたり沈んだり、甘かったり辛かったり、そんな最近。
さて明日からまた頑張るぞ。



甘いものと辛いもの_a0263275_23305056.jpg


# by fukadaumiko | 2015-09-01 08:16 | できごと

踏んでしまったご飯粒


一日があっという間に過ぎる。
朝起きて授乳、洗濯して授乳、スーパーに行って帰って来て抱っこして昼寝、起きたら授乳、晩ご飯の準備して授乳、そしていつの間にか外は真っ暗になっている。

最近は何やらよく分からない言葉で熱心に話しかけてくるし、どこにいてもそのキラキラの目で見つめてくる。
洗面所とか、まさかと思う程遠くにいてもドアの隙間からこっちを見ている顔が見える。
立ちながらむしゃむしゃおやつを食べているのもしっかり見られている。
目が合ってこちらが顔や手を動かすと、離れたところからにーっと笑ったりする。
嗚呼なんて可愛いんだ。

いつからだろう、おでこの周辺から決して良い匂いとは言えない不思議な香りがする。
その匂いをくんくん嗅ぐのが好きだ。
たまらなくなってすりすりするけど気持ち悪くてこんな姿誰にも見せられない。

毎日、事ある事に写真を撮りまくっているのでiPhoneのカメラロールが大変な枚数になっている。

自分が子どもに対してこんな感情を抱くとはまさか。
もっとこう、クールというかさらっとした気持ちを持つものかと思っていたが、落としたご飯粒を踏んでしまったみたいにべちゃっとしている。


いつか反抗期が来て恋人ができて結婚するだろう。
ワイシャツの首を汚して毎日働くのだろう。

このキラキラの目の子がそうなるなんて全然想像できないけどその時には今とは違う気持ちを抱いているだろう。
だから今はまだ、踏んでしまったご飯粒的愛情を持たせて欲しい。


# by fukadaumiko | 2015-03-09 21:39

そしてまた12月

そしてまた12月_a0263275_10411795.jpg

年末まで離れたところにいる家族から、もう12月だよ!と今年最後の月の初めの一日が終わる頃、クーネルのカレンダーの写真付きで連絡があった。
うん、私は朝から知っていますとも。年末なんだよ、師走なんだよ、もう。

11月はまだ秋だけど12月はいよいよ冬到来!という感じがする。もちろん立冬はとっくに過ぎているので、月の数字を見て私が勝手に感じる印象なのだけど。

朝起きた時、寒くて身震いする。妹がクリスマスの可愛いパンを買ってきてくれた。きょうの料理が年末スペシャル(ここ最近で一番好きなテレビ番組。土井さんと後藤アナのコンビが素晴らしすぎる)をしている。流行語大賞が発表された。友達から年賀状を送るから住所を教えてくれと聞かれる。
うわあ、もうこれだけで年末感。
きっと街はもっと年末感に満ちているだろう。銀座とか伊勢丹とか行きたいな。

十日目検診に行った以外はかれこれ三週間ほど一歩も外に出ていない。なのに一日があっという間に過ぎてゆく。
天気予報の中継をするキャスターの暖かそうなコートやマフラーで寒さを察する。窓の外をものすごいスピードで移動する雲を見て風を想像する。

それにしてもすごい一年だった。
自分の体や生活がこれほど激変する一年になるとは去年の年末は全く想像していなかった。美味しいものをたらふく食べて呑んで、好きな本を読んで好きな場所にふらふら出かける、また同じような一年がやってくると思っていた。

明日はまた病院(体重増加が標準に達していなくて翌週来て下さいと言われた)なので一週間ぶりの外出。

まだ一度も着ていない真新しいコートを来ていこう。あの分厚いタイツも履いていこう。
性別が分かってすぐ買った耳つきのニット帽を被せてあげよう。年末の空気を初めて感じさせてあげよう。


そしてまた12月_a0263275_10405795.jpg

# by fukadaumiko | 2014-12-02 10:47 | 日常

川の字

退院してから本当の新しい生活が始まるわけで、産んでおしまいというわけではない。
だけど生まれる前は生まれた後のことなんて何も考えていなかった。

母親学級でやけにリアルなドラマ(舞台は同じ病院、夜中陣痛に気付いて病院に行くところから始まる病院スタッフによる寸劇)を観たとき、不覚にも出産の場面で涙してしまったものだから、自分のときももちろん感動して号泣する感じかと思いきや、全然そんなことはなかった。

他では例えられない、体に引っかかっていたものが一気に抜けたようなすっきりとした感覚があり、次の瞬間気がついたら目の前に初めて見る生き物がいた。わぁ、可愛いというより不思議だった。目の前で起こったことが理解できなかった。自分が産んだのに人ごとみたいに呆然としている私。

そして分娩室に響き渡る泣き声。ぼうっとした頭で上を見上げていたらお母さん、赤ちゃん見てくださいと助産師さんに何度も言われる。

あぁ、そうか自分が産んだのか、と隣の台に横たわり指を口に咥えきらきらした黒目でこちらを見ている我が子を見てようやく自覚する。
こんな瞳は初めて見た。

これが今まで自分の腹の中にいた子なのか、げしげし蹴っていた子なのか、エコーでみた粘土みたいな顔をした子なのか、たった数時間前に人生最大の痛みを起こさせ、たった今すぽんと出てきた子なのか、つくづく不思議である。


よく晴れた静かな昼下がり。
その子はすやすやと私の隣で寝ている。その隣には最初は心配だからということで一緒に寝ている母がいる。

我が子の寝息と母の寝息。すやすや、くうくう。三世代が川の字になって寝ている。
何とも不思議である。母はお腹を痛めて私を産み、その数十年後、私は隣で菩薩みたいな安心しきった顔で眠っている子を産む。暖かな日差しの中、三人で昼寝をしている。
母は私を産んだ時、いつかこんな風に川の字になって寝るなんて想像し得ただろうか。

川の字になって寝ている、なんて小学生が国語の授業で書く作文みたいな稚拙な表現だが、それ以外の事実はここになく、この事実が私に母になったと自覚させ、我が子をただただ愛おしいと思わせる。
何度考えても不思議だ。
これから不思議なことはもっともっと続くだろう。


川の字_a0263275_12213126.jpg

# by fukadaumiko | 2014-11-25 12:35 | 日常

私たちが今の

モーニング娘。を9期加入時から好きになって、こっそり応援し続けている。
もちろん新譜も購入。ミュージックビデオもいいし、イヤホンから聞くとまたいい。

最近Mステにも出れて、メディアの露出が増え始めた気がする。広告代理店のしかけかどうかはわからないが、実際、少しずつ周りの人から「モーニング娘。」という単語を耳にするようになった。そのたびに内心どきどきしながら、でも熱くならないように彼女たちについて語る。実際には興奮を隠し切れていないかもしれない。とはいえまだモーニング娘。が好きな人には会ったことがない。

私が一番悲しかったのがどんなに頑張っても過去のラブマシーン時代と比較され続け、メディアに出る時は卒業生とセットにされバックダンサー的な扱いをされることが多かったこと。
「今のモーニング娘。って知らない」という言葉を何度耳にしたことか。
でもあえて、「私たちが今のモーニング娘。です」と皮肉的に銘打つことで、ラブマシーン時代ではない「今の」姿を世間に訴える。これだけでもう泣けてくる。代理店の戦略にまんまとひっかかってるのかもしれないがそれでもかまわない。

異様なまでに紅白出場に固執する鞘師さん。最初はどうして年々視聴率が下がり続ける紅白にここまで出たいのかと不思議に思っていたけど多分彼女は紅白にこだわっているわけじゃなく、彼女の中で紅白が一種のステイタスで紅白に出られる=世間に認められるという図式があるのだと思う。そんな鞘師さんを見ていたらまた涙が出そうになっていつの間にか私も出場を期待している。出れたらいいなあ。
メンバーたちの闘志がパフォーマンスにまで現れて、最近は神掛ってさえいる。もうひよ子の衣装なんて着ないだろうなあと思うと少し寂しくもあるけどこの戦闘態勢のモーニング娘。も愛おしい。
ウィークリー一位、とれるといいなあ。

以上、ひとりごと、終わり。






# by fukadaumiko | 2013-08-31 13:20 | 思いつき


思ったことの走り書きや見聞きしたものの記録


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